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リベルタス学術叢書 第2巻
ドイツ近代哲学における藝術の形而上学 -カント、シェリング、ヤスパースと「哲学のオルガノン」の問題

ドイツ近代哲学における藝術の形而上学 -カント、シェリング、ヤスパースと「哲学のオルガノン」の問題
[ リベルタス学術叢書 ]

著者:伊野 連
2012年9月刊行
定価:本体4,500円+税
ISBN:978-4-905208-03-7
出版社:リベルタス出版

哲学で「オルガノン」(ギリシャ語で「道具」の意)といえばアリストテレスの論理学を指す。論理学は哲学の「道具」として、さまざまな真理追究のために―究極においては、形而上学に奉仕し、形を超えたもの、感性や通常の知性を超えたものの真理を明らかにするために、駆使される。
カントは批判哲学においてアリストテレス論理学の手法を導入している。『純粋理性批判』そのものが三段論法に基づいて構成されている。いや、それどころか、批判哲学全体も三段論法に基づいていると捉えることすら可能である。
そしてシェリングは、「藝術」を「哲学のオルガノン」であると喝破した。ここにおいて、藝術の哲学が、かつての論理学に相当するものとみなされたわけである。彼の超越論的観念論は、思弁哲学とは異なったあり方で、藝術によって真理が直截的に示される。
藝術の哲学は20 世紀において、ヤスパースの「藝術の形而上学」で頂点に達した。形を伴った藝術表象の形而上学、音楽における思弁等、彼独自の思想が本格的に再検証されるべき時期がいよいよ到来したといえる。

【著者略歴】
伊野 連(いの・れん)
1968 年生まれ。慈恵看護専門学校非常勤講師・早稲田大学交域哲学研究所招聘研究員。早稲田大学第一文学部哲学科哲学専修卒業。東洋大学大学院文学研究科哲学専攻博士後期課程単位取得満期退学。
「「哲学のオルガノン」についての考察―アリストテレス、カント、シェリング、ヤスパースにおける藝術哲学と形而上学」で博士(文学)の学位を取得(東洋大学 乙(文)第七十九号)

主な業績
『看護学生のための医療倫理』(共著、丸善出版)
Zwei Wege der philosophischen Logik. Jaspers und Heidegger, in: Konferenzbeitrage zur 6. Internationalen Jaspers-Konferenz.
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