リベルタスの事業について
今回のホームページリニューアルに伴い、創業以来多くの図書館担当者、及び大学研究者の方々には大変なご助力とご支援を頂き、感謝申し上げます。私共の会社が存続し得たのは、偏に皆様方の御蔭と存じております。
私どもは海外の学術出版物を輸入販売する書店を2006年9月に創業、2009年9月に法人化と同時に出版社名、リベルタス出版を立ち上げました。それ以来専門とする分野は人文科学、それも哲学を主に書店として取り扱っており、また同様な分野の学術書も継続的に出版しております。
近年多くの和書店が廃業、洋書店も同様な状況にあって、今や哲学を専門とする洋書専門店は、リベルタスが唯一となってしまいました。これまでも諸外国の特殊な様々な出版物（学術雑誌、専門書）の取り寄せ依頼は多々ありますが、他書店が取り扱いをしない、或いはネットショッピングでは購入が不可能と思える出版物の扱いをし、一部の入手不可能な古書を除いて今まで研究者にお届けをし、それを本屋としての信条としてきました。これは、これからも継続していく所存であり、私共の存在理由でもあるかと考えております。規模の大小、総合書店、専門書店と多様な書店があって市場は健全性を保てるものと考え、ネットショッピングのみが書店としての機能を果たせるものとは、長年業界に携わってきた者としては考えておりません。
今回のホームページリニユーアルは出版社としての出版物のご紹介のみならず、より以前より見やすく、なおかつ近刊、新刊書もより丁寧にご案内することを目的とするものです。そして、従来多くの哲学分野の学術書を刊行してきましたが、これを機に今後その点数を増やすとともに、書下ろしの哲学解説、より一般向きの哲学分野における興味深いテーマを取り上げ、研究者のみならず一般読者向けにも質の高い出版物の提供を志します。
いずれにしましても、書店として、出版社として大学図書館、研究者の皆様方の日本における学術研究の発展の一翼を担い、皆様方に対してより利便性を高め、その目的のために貢献していく所存です。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
リベルタス出版（株）リベルタス内 代表